私たちの故郷、呉のまち。1889年(明治22年)に呉鎮守府が開庁して、1897年(明治30年)に呉海軍造兵廠、呉海軍造船廠が設立。1902年(明治35年)には二村二町が合併して、「呉市」として制定されました。
この呉市が誕生した1902年(明治35年)、呉海軍工廠へ船具や金物を供給する個人商店として、菅波常治郎により創業されたのが、菅波物産の前身である菅波商店です。
その後、呉市は日本の十大都市に数えられるほど急速に発展。「東洋一の軍港」とよばれ、世界一の戦艦大和をはじめ、数多くの軍艦や商船が建造されました。

当社が明治35年の創業以来、120年間貫いてきた基本理念が、目先の利益や自社だけの利益に左右されることなく、当社に関わる全ての取引先の皆さまのお役に立ち、末永く喜んでいただくことを使命とする「商人魂」です。
これは、日本人が長い歴史の中で培ってきた「武士道精神」や近江商人の「三方よしの理念」にも通じる哲学です。
そしてこの「商人魂」という基本理念により、120年間かけて鍛え上げ、培ってきた当社の強みが、現場力であり、総合力であり、実行力であるといえます。

菅波物産は、「商人魂」という基本理念の下、取引先の皆さまが働かれているあらゆる現場へ頻繁に足を運び、皮膚感覚で考える現場力。新たなる業界や海外へ営業展開していく過程で鍛えられ、培ってきた、全産業を俯瞰する総合力。そして、いかなる環境に置かれても強かに未来を切り拓いていく実行力を発揮し続けてまいりました。
そしてこれからも商人魂という理念の下、あくまで本業に徹し続けることで商人としての使命を果たし、地域や国家、地球の未来に対する責任を果たしていきたいと考えています。